- 頑張って料理したのに、出来上がったものが美味しくなくてガッカリ
- レシピ通りに作ったのに、味がきまらない
- パパッと美味しい料理を作りたい
こんな思いを抱えている、共働き夫婦に向けた記事です。
仕事帰り、疲れているなか料理をするだけでも大変。
やっとの思いで出来上がった料理、いざ食べてみると美味しくないとあれば、料理する気もなくなりますよね。
自分的には美味しくできたと思っても「味が薄い」、「美味しくない」なんてパートナーに言われた日には、二度と料理なんかするかと怒りが込み上げてきます。
私は共働き夫婦ふたり暮らしで、管理栄養士として働いています。
仕事を終えて帰ってきたら、休む暇もなく夕食作り。
レシピを見て作るのが面倒で、適当に作った料理は美味しくない…。
そんな経験を通して考えついた、味付けのポイントを4つ紹介します。
- 調味料は原材料がシンプルで美味しいものを使う
- 信頼できるレシピを見つけてレシピ通りに作る
- 味見をしながら仕上げていく
- 美味しく作れたレシピは定番料理として記録しておく
味付けに悩まず、作る側も食べる側も満足な料理を作れるようになることを目標に、味付けのポイントを解説します。
調味料は原材料がシンプルで美味しいものを使う
味付けに自信がない人ほど、美味しい調味料の力を借りましょう。新鮮な食材を、適切な分量の調味料で調理すれば、出来上がる料理は美味しくなるというシンプルな話です。
美味しい調味料とはどんな調味料なのかと聞かれると、「その人による」と言えるでしょう。
美味しいという感性は人によって違うため、自分が美味しいと感じられればそれが美味しい調味料なのです。
しかし、「この調味料、美味しい…!」と調味料自体を味わって調理に使用している人は、プロの料理人でもなければなかなかいないのではと思います。
「知っているメーカーだから」、「価格が安いから」というような理由で、調味料を何気なく選んで使用している人がほとんどではないでしょうか。
そこで、普段使用している調味料が後少しでなくなるタイミングで、普段なら選ばないだろうという調味料を買ってみてください。購入後、調味料そのものの味を比較してみてください。同じ醤油でも原材料や製法が違うと味の感じ方も違います。
次に、調理に使用した場合の違いも確認してみてください。例えば、使用する醤油以外は同じ食材、分量で肉じゃがを作ってみるというように出来上がった肉じゃがの味が、醤油の違いでどんな変化があるのかを確認します。
「新しく買った醤油で作った肉じゃがの方が、上品な仕上がりで好みだな」、「どちらも美味しいけど、やっぱり今まで使ってきた醤油で作った方が好きだな」といった感想がでてくると思います。一度、実験してみると新たな発見があっておもしろいです。
しかし、調味料の味比べなんて面倒だという方もいると思います。そんな方には「原材料がシンプルな調味料」がおすすめです。
理由は調味料を作るために必要な原材料以外は製造側の都合で加えられている場合もあり、健康的かつ美味しい料理を作るうえでは不必要であるからです。
例えば、醤油の基本原料は「①大豆②小麦③食塩」です。
一方で、以下のように基本原料以外の原材料が使用されている醤油も売られています。
●名称:こいくちしょうゆ(本醸造)
●原材料名:脱脂加工大豆(大豆(輸入))、小麦、食塩、砂糖、大豆
/アルコール、調味料(アミノ酸等)
醤油を作るうえで、必須の原材料ではない砂糖、アルコール、調味料(アミノ酸等)が使用されています。
それぞれ、どんな意図で使用されているのかみていきましょう。
・砂糖→甘さによるコクとまろやかさをプラスできる
→消費者の嗜好に合わせた味に仕上げることができる
・アルコール→白カビの発生を抑えるため
→品質を保持し、保存性を高めるため
・調味料(アミノ酸等)→うま味を強化する
上記のような意図があるようです。
一方で、つくり手側が安価に流通させるため、うまみ成分を低くした醤油にアルコールや調味料(アミノ酸等)を添加する場合もあるようです。
つくり手側がどのような意図で原材料を決めているかということを、私たち消費者が見極めるのは難しいですよね。そのため、基本原料である大豆•小麦•塩のみを使用している醤油を選ぶ方が簡単ではないでしょうか。
食材の産地や鮮度をみるのと同じように、調味料の原材料や製法なども確認して、よりシンプルな食品を選ぶとよいでしょう。
実際に使用しているオススメ調味料
砂糖:てん菜含蜜糖

●原材料名:てん菜(北海道産) ※遺伝仕組換えでない
- 上品な甘さでありながらコクを出してくれる
- オリゴ糖を含む
- 原料であるてん菜を種作りから手がけられており、品質管理が徹底されている
料理が美味しく仕上がるだけでなく、体にとっても嬉しい特徴があります。その一つがオリゴ糖を含むことです。オリゴ糖は腸内環境を整えるなどの効能があります。製造者であるホクレンさんのてん菜糖にはてん菜由来のオリゴ糖が5%以上含まれていると記載があります(てん菜糖100gあたりオリゴ糖5g)。
塩:海の精 あらしお

●原材料名:海水(伊豆大島)
- ただ塩辛いだけでなく、まろやかで少し甘味がある
- 天日•平釜の伝統製法で作られている
海水からつくられた天然塩であり、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルが多く含まれているのも嬉しいポイントです。
酢:純米酢

●原材料名:米(国産)
- キリッとした酸味が感じられる
- 米のみを使用して製造されている
醤油:丸大豆醤油

●原材料名:大豆(国産)、小麦、食塩
- 原材料が大豆、小麦、食塩のみと余計なものが使われていない
- 価格が高すぎず、日常使いにぴったり
味噌:信州味噌•赤味噌

【左の写真】米みそ-●原材料名:大豆(国産)、米(国産)、食塩
【右の写真】豆みそ-●原材料名:大豆(国産)、食塩
- 原材料がシンプルかつ国産の大豆、米を使用している
味噌を購入する際は、原材料が大豆、麹(米麹/麦麹/豆麹)、塩のみとシンプルであることが確認できたら、あとはその日の気分で選ぶようにしています。
毎日といっていいくらい、味噌汁は食卓に登場するため、常時2種類ほど味噌をストックして味の違いを楽しんでいます。
酒:米だけの酒

●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
- 原材料がシンプルかつ国産の米を使用している
- 食塩が含まれていない
参考にしているレシピに使われている酒が、食塩を含まない清酒であることが多いため、食塩無添加の清酒を使用しています。そうすることで、食塩など他の調味料を調整する手間が省けます。
本みりん:三河みりん

●原材料名:もち米、米こうじ、本格焼酎
- 国産のもち米を自社で精米、麹と焼酎も自社で製造しており原材料にこだわっている
- 伝統的な醸造製法で上品な甘さ、まろやかな味わい
マヨネーズ:松田のマヨネーズ

●原材料名:食用なたね油(国内製造)(遺伝子組換えの混入を防ぐため分別)、卵、りんご酢、
食塩、蜂蜜、マスタード、ニンニク、コショウ、ショウガ
- 原材料は自然なもの、伝統製法のものを厳選し、完全無添加でつくられている
- コクがありつつも、さっぱりと仕上がる
食用なたね油は圧縮一番搾りで製造、卵は平飼いの有精卵、りんご酢はオーガニックりんごの果汁100%で造った酒を使用、食塩は「海の精」を使用というように、原材料ひとつひとつにこだわっており、マヨネーズへの愛が感じられるんです。
品質の良い商品を消費者に届けたいと、努力している企業を応援したいという思いからも「松田のマヨネーズ」を購入しています。
トマトケチャップ:コーミのトマトケチャップ

●原材料名:トマト(国産)、砂糖、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料
- 国産のトマトが使用されている
- ぶどう糖果糖液糖が使用されていない
「日本の農業を守りたい」という想いで、国産トマト100%のトマトケチャップにこだわっているそうです。消費者として少しでもその想いを応援できたらなと思います。
ぽん酢:美濃 特選味付ぽん酢

●原材料名:しょうゆ(大豆•小麦を含む)(国内製造)、醸造酢、かつお昆布だし、砂糖、
かんきつ果汁(すだち、ゆず)、食塩
- ゆずとすだちの風味と、だしのうま味のバランスが絶妙で美味しい
- 野菜の和物など、副菜の味付けに困った時に頼れる逸品
実際に使用しているオススメのだし
だしの素パック:料亭仕込み 天然だしの素パック

●原材料名:鰹節(国内製造)、いわし煮干、昆布、椎茸、あじ煮干
- 原材料は天然素材のみでシンプル
- 食塩やうま味調味料などが含まれていないため、味噌汁に使用した時に味噌の味が 美味しく引き立つ
顆粒だしの素:ほんだし

●原材料名:食塩(国内製造)、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、
かつおエキス)、酵母エキス、酵母エキス発酵調味料/調味料(アミノ酸等)
- 日常使いするのにちょうど良い価格
- 慣れ親しんだ味
つゆの素:創味のつゆ

●原材料名:しょうゆ(国内製造)、砂糖、食塩、削りぶし(かつお、さば)、発酵調味料、
にぼし/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(一部に小麦•さば・大豆を含む)
- ぶどう糖果糖液糖が使用されていない
- 麺類だけでなく、煮物や丼物などの料理に使用しても美味しく、味付けが簡単に仕上がる
白だし:創味の白だし 白醤油仕立て

●原材料名:しょうゆ(国内製造)、糖類(水あめ、砂糖)、食塩、たん白加水分解物、
かつお削りぶし、にぼし、かつおぶしだし、かつおエキス、にぼしエキス、
昆布エキス、しいたけエキス/調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦•大豆を含む)
- これひとつで、だし巻き卵やお吸い物などの本格的な和風料理に仕上がる
- 白醤油仕立てということで、料理の仕上がりの色がきれい
実際に使用しているオススメの油
①こめ油

●原材料名:食用こめ油(国内製造)
- こめ油は「オメガ9」という成分の油のため、酸化しづらい
- 日常使いするのにちょうど良い価格
③太香 胡麻油

●原材料名:食用ごま油(国内製造)
- 昔ながらの圧縮製法のため、製造過程で化学溶剤が使われていない
- ごまの香りが強すぎず、和食にも合う
④アルチェネロ 有機エキストラヴァージンオリーブオイル フルッタート

●原材料名:有機食用オリーブ油
- 有機オリーブを使用
- フルーティーな香りがして、ドレッシングに使用すると野菜のおいしさが引き立つ
味が美味しいということだけでなく、製造者さんの商品に対するこだわりや愛情を感じられる調味料を選択、使用したいと考えています。
信頼できるレシピを見つけてレシピ通りに作る
レシピを検索すると専業主婦や料理研究家など、いろいろな人のレシピをみることができます。また、検索する媒体手段もインターネットだけでなく、YouTubeやInstagram、Xなどいろいろです。
美味しそうと思って、参考にしたレシピの材料、分量、作り方を紹介されている通りに作ったのに美味しくないと思ったことはありませんか?
私もそういった経験をしたことがあり、「レシピ通り作っても美味しく作れないなんて、本当に自分は料理下手なんだな」と落ち込みました。しかし、参考にするレシピを見直したところちゃんと美味しい料理を作ることができるようになったのです。
信頼できるレシピをみつけるポイント2点は、以下の通りです。
- 調理経験が長いかどうか
- 自分自身の料理に対する思いと通じる信念をもっているかどうか
上記、2点に当てはまる人のレシピを参考にすると、美味しい料理を作れるようになります。
私の料理に対する思いは、以下の通りです。
- 調理工程は簡単かつ複雑ではないもの
- 常備調味料で作れる料理
- 料理は気楽に手を抜いて作ればいい
3点当てはまる人のレシピを参考にするようにしています。
私の場合、コウケンテツさんや奥薗壽子さんのレシピをYouTubeで検索することが多いです。
信頼できそうなレシピをみつけた後は、一度レシピ通りに作ってみます。美味しく満足できる料理を作れたら、信頼できるレシピとして我が家の定番料理リストに仲間入りです。
味見をしながら仕上げていく
料理のプロが考案したレシピ通りに作っても、「なんか美味しくない」ということもあるでしょう。
食材に含まれる水分量や使用する鍋の大きさの違いなどによって、レシピと同じ分量で作っても味が美味しくきまらないことがあるからです。
家で使用する鍋の大きさ、2人分として作る時にちょうど良い具材の量に対して、最適な調味料の分量はどのくらいなのかと考える上でも、味見をしながら仕上げていくことは大切です。
「味は足すことはできても、引くことはできない」とよく聞きますよね。そのため、少し面倒に感じるとは思いますが初めて作るような、慣れていない料理を作る時は必ず味見をしながら、調味料を加えるようにしましょう。
参考にしたレシピと同じ分量で美味しくできたのか、それともレシピの分量より少ない量、多い量で調味料を加えたのかということをメモしておきます。このように、参考にしたレシピを自分仕様にしていくことで、次回以降はメモをみるだけでパパッと美味しい料理が作れるようになります。
美味しく作れたレシピは定番料理として記録しておく
信頼できるレシピ通りに作って、「美味しく作れた」「家族から好評だった」というレシピは定番料理として、いつでも見返せるように記録しておきましょう。使用する調味料の種類と分量を一覧にして、検索しなくても作れる状態にしておくとレシピを検索するという時間をカットすることができます。
作り方はわかるけど、調味料の分量を知りたいという時に便利です。
私の場合、「どんな料理を作るか」ではなく「どんな食材で作るか」という食材ベースで、献立を決めています。そのため、食材ごとに定番料理を記録しています。
- あらかじめ、ルーズリーフにレシピ通りの食材、分量をメモしておく
- メモを見ながら料理し、実際に使用した食材の分量、追加した調味料の分量などを 書き足す
レシピを記録したルーズリーフはバインダーにとじておき、料理する時に紙だけ取り出して冷蔵庫に貼り、料理中に確認できるようにすると便利です。
まとめ
仕事帰り、時間がない中でパパッと美味しい料理を作るための味付けのポイントを解説しました。
- 調味料は原材料がシンプルで美味しいものを使う
- 信頼できるレシピを見つけてレシピ通りに作る
- 味見をしながら仕上げていく
- 定番の味付けは一覧にしておく
まずは、良き味方となってくれるお気に入りの調味料、レシピを見つけてみてください。
そして、味見をしながらレシピ通り作ってみて、自分好みの味に仕上げていきます。
自分だけでなく、パートナーにとってもお気に入りの料理を定番料理としていき、使用する調味料と分量を一覧にしていくと良いでしょう。
そうすることで、わざわざレシピを検索しなくても安定した美味しい料理ができ、検索時間もカットすることができます。
「手間要らずかつ美味しい料理をパートナーに食べてもらいたい」と日々頑張っている人にとって、毎日の料理が楽になるヒントとなれば嬉しいです。

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