- 共働き夫婦で、夜ごはんを作るのがしんどい
- 毎日、夜ごはんを考えるのが苦痛だ
共働きで、仕事帰りに料理することに対して疲れてしまっている人は多いと思います。
それでもなんとか、「パートナーのために」「夕食の時間が夫婦二人の癒しの時間だからちゃんとしたごはんを作らなきゃ」と頑張っている人も同じようにいると思います。
ですが、「料理、しんどい」と1人で悩みを抱えている状態が続くと、いつか心がポキっと折れてしまいます。
私自身も「料理、しんどい」と悩んでいた時期がありました。
職業が管理栄養士の私は「料理がすごく得意!」でもなければ、「仕事帰りで疲れていても頑張れる!」と言えるほど料理が好きではありません。
むしろ、職場でも料理して家でも料理してとうんざりしていたくらいです。
この記事では、管理栄養士なのに「料理、しんどい」と悩んでいた私が実際に読んで心が救われた本4冊を紹介します。
簡単、時短なレシピ本ではなく「しんどいと感じている料理に対する考え方や向き合い方」のヒントになる本を紹介します。
「料理、しんどい」という根本的な悩みが解消するきっかけとなれば嬉しいです。
①『料理が苦痛だ』
まさに、「料理が苦痛」と感じている人にオススメ
「料理が苦痛なら料理をやめよう」と提言してくれます。
人は生きるために食べなければならない。
だから、料理をしなくてはならない。
そんな「しなくてはならない」という呪縛から解放されるヒントがたくさんあります。
「料理が苦痛」と思うことは自分だけではない。
後ろめたいことでもなく、自分を責める必要はないと思うことができます。
料理を苦痛に感じる理由を整理できる
「〜しなくてはならない」といういろいろな呪縛が、自分の中にどれだけあるか見つめ直すことができます。
何より、「そう!それが嫌なんだよね…」と共感できる内容が書かれているため、自分だけが抱える悩みじゃないんだと気持ちが楽になります。
苦痛を減らすための手順がわかる
「苦痛を減らす=料理をやめる」という大胆な方法ですが、料理をやめるための道のりが、準備→決断→実践の順でわかりやすく書かれています。
読後、実践できること:料理をやめてみる
私は実際に、3つの手順に沿って行動してみました。
「料理をしない」1週間を過ごしたことで
- いざとなったらパートナーがごはんを作ってくれる
- 宅食やデリバリーなど頼れるサービスはたくさんある
料理をするということに対して気持ちが楽になりました。
何より、パートナーが調理中にまな板を洗ってくれたり、ごはんを盛り付けたりと協力してくれることが増えたのです。
結果、食事の時間が以前よりも楽しい時間になりました。
「料理をやめる」ことは大胆な方法なだけに戸惑う方もいると思いますが、オススメです。
②『料理は妻の仕事ですか?』
パートナーと料理をシェアする考え方や方法がわかり、1人で毎日の料理作りについて悩まなくてもいいと気づくことができます。
「毎日の料理」に関して1人で悩みを抱えている人にオススメ
「毎日の料理がつらい」という気持ちを代弁してくれます。
また、パートナーに自分の気持ちを素直に伝えてみようと背中を押してくれます。
自炊=すべて手作りという考え方が変わる
食卓に並べる食事はすべて手作りでないといけないという考え方を捨てよう、便利なものはどんどん活用しようと提言してくれます。
お気に入りのレトルト食品や冷凍食品をストックしておき、「今日は疲れた。料理、しんどい」と思った時に活用する。
疲れた時の救世主的な存在をみつけておくことの大切さに気付かされます。
「半分参加型のごはん」の提案
お茶漬け大会、手巻き寿司、サンドイッチなど最終的に自分の手で料理を完成させる体験をしてもらうことから始めるといいと提案してくれています。
料理などの家事はパートナーとシェアしつつ、感謝の気持ちもシェアすることが大切と新たな発見がありました。
読後、実践できること:「料理したくない」とパートナーに伝える
料理をしたくない日はしなくていいと気持ちが楽になり、パートナーにも気持ちを伝えてみようと思うきっかけとなります。
料理をしたくない日のメニューを考えるきっかけにもなり、料理したくないと思う日が来ても怖くないと捉えられるのではないでしょうか。
③『こうして私は料理が得になってしまった』
料理を得意なことにしたいんじゃなくて、したくないんだ!という人にとって読むべき本なのか疑問に思うタイトルでしょう。
ですが、料理したくない人に寄り添った言葉で料理との向き合い方について書かれています。
SNSでみかけるキラキラした料理にうんざりしている人にオススメ
今は、InstagramやYouTubeなどのSNSでレシピを検索する人も多いでしょう。
そうすると、嫌でも見栄えが良くて美味しそうな料理が目に入ってきます。
「自分にはこんなキラキラした料理は作れない」とますます料理したくないという気持ちになり、負の連鎖に入ってしまうと思います。
“忙しい日々には買ってきたお惣菜にご飯と納豆で簡単に食事を済ませる日もあって当たり前”といったように、頑張りすぎない考え方を教えてくれます。
毎日、違う料理を作ることは当たり前ではないと気づかせてくれる
“日替わりで各国料理を作る現代の主婦は、ちょっと特殊”らしいです。
さらに“レパートリーは少ないほうが早く上達する”とまで書かれています。
料理に対する抵抗感が少し軽減しますよね。
まずは、自分やパートナーの好物や過去に「美味しい」と言ってくれた料理を極めてみてもいいかもしれないです。
読後、実践できること:料理したくないと思った時の逃げ道を用意できる
レシピを見なくても作れる簡単な定番料理、美味しいお惣菜が買えるスーパー…逃げ道はいくつかあると知っておくだけでも気持ちが楽になるでしょう。
④『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』コウケンテツ
私はYouTubeでレシピを検索する際に、コウケンテツさんのレシピを参考にしています。
コウケンテツさんのレシピ通りに作ると必ず美味しいと思える料理ができるからです。
また、どのレシピも簡単で家にある調味料で作れることもお気に入りのポイントです。
なんでコウケンテツさんのレシピはこんなにも簡単に美味しく作れるのだろうと疑問に思ったことがあり、調べていくうちにこの本をみつけました。
料理研究家でも、毎日のご飯作りはしんどいらしい
“毎日のご飯は「質素ごはん」で充分なんですよね”料理研究家がこんなこと言ってくれるなんてと感動ものです。
コウケンテツさんからのメッセージ「毎日がんばってごはんを作っている人へ」
最後にコウケンテツさんからメッセージがもらえます。
胸にグッとくるものがありました。
メッセージの内容についてはぜひ、本を実際に読んでみて確認してください。
読後、実践できること:毎日がんばっている自分を褒めてあげる
毎日、頑張っている…!たまには頑張らなくてもいいよねと自分を労うきっかけとなるでしょう。
紹介した本4冊に共通するポイント
- 仕事帰り、料理したくないと思うことは自然なこと
- パートナーに「料理がしんどい、作りたくない」と伝えてみる
- しんどい時は料理しなくていい
- 「今日は料理したくない」と思った時に頼れるレトルト食品などの常備食品、お店を決める
- 毎日、違う料理をだすなど日々の食事は頑張りすぎなくていい
他にも「料理、しんどい」と思っている人の悩み解消につながるヒントがたくさん書かれています。
仕事、家事の繰り返しで毎日疲れているという人はぜひ、1冊でもいいので読んでみてください。
本を読むことで、少しでも気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。
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